VTuberはどうやって動いてる?2D/3Dの違いや配信方法まで解説!

VTuber

そもそも「VTuber」って何?

VTuber(ブイチューバー)とは、バーチャルYouTuberの総称で、仮想空間上で活動するキャラクターを持つYouTuberのことです。彼らは3Dや2Dで制作された「アバター」と呼ばれる自分の分身を使って、顔出しを行わずに動画を配信することが大きな特徴です。

また一般的なYouTuberというのは、自身の編集した動画をYouTube上にアップロードする形態が主流ですが、VTuberというのは、動画を撮影・編集してからアップロードするのではなく、ゲームやカラオケ配信、雑談配信といったように、リアルタイムの「配信活動」を生放送する形態がメインとなっています。

下記記事では、VTuberの定義についてより詳しく解説していますので、こちらもあわせてご覧ください!

関連記事:『VTuberとは?YouTuberとの違いや活動内容について解説!

VTuberにとって欠かせない「アバター」とは?

VTuberにおける「アバター」とは、中の人の動き合わせて動くキャラクターの総称です。 アバターは、バーチャル世界における「分身」として、見た目などのビジュアルを自由に設定・着せ替えできます。

またこのアバターにも2種類存在していることをご存知でしょうか?ここからはVTuberにおけるアバターの種類について詳しく解説していきます!

2Dアバター

VTuberの2Dアバターは、二次元イラストをベースとしたキャラクターアバターです。「二次元」というだけあり、多方向の回転や複雑な体の動きの再現は難しいものの、二次元ならではの美しいイラストを直接動かすことができるのが魅力です。一見すると、静止画のように見えることもありますが、表情の変化や髪の揺れる動きなど、細部の設定が施されています。

また二次元アバターは制作コストを抑えられることも魅力で、特殊なモーションキャプチャー機材なしで、誰でも気軽に動かすことができるのが特徴でしょう。

3Dアバター

VTuberの3Dアバターは、三次元で動かせるキャラクターアバターを指します。この3Dアバターは、キャラクター全身デザインがされており、まるでスクリーンの中に実際の人物が存在しているかのような映像をつくりあげます。

立体的な表現が可能なため、ライブ配信や迫力溢れる動画制作に適しており、多くの経験豊富なVTuberが3Dアバターを採用しています。

ただし3Dの性質上、キャラクターがポリゴンチック(3D特有の多角形)になってしまったり、制作コストや実際に3Dアバターを動かすための機材が必要だったりと金額面におけるデメリットが大きいため、基本的には2Dアバターでの配信が主流となっています。

VTuberが動く仕組みとは?

ここまでVTuberとアバターの関係性についてお話しましたが、実際にはどのようにアバターを動かしているのでしょうか?

VTuberの動作表現は、主にモーションキャプチャーシステムと顔認識技術の組み合わせによって実現されています。モーションキャプチャーシステムとは、カメラやセンサーを駆使して人の動きを捉え、それをデジタル情報として変換する技術です。一方、顔認識技術は、映像や写真から顔の特徴を自動的に検出・認識する技術を指します。

特に3Dモデルの動きの再現には、モーションキャプチャーシステムが頻繁に用いられます。このシステムでは、マーカーが取り付けられた特別な衣装を身につけ、そのマーカーをカメラやセンサーで追跡することで、人の動きをリアルタイムでキャッチします。

一方、2Dモデルにおける表情の変化、特に目や口の動きは、顔認識技術によって実現されることが多いです。この技術を利用すると、カメラで捉えた顔の動きや表情が、キャラクターの動きとして即座に反映されるのです。

今は「スマホ1台」でアバターを動かせる!

かつては、高価な機器や専門的なソフトウェアが必要だったVTuberの世界も、技術の進化とともに手軽にアクセスできるようになってきました。さらに現在では、スマホ1台あれば誰でもVTuberとしてのデビューを果たすことが可能となっています。

イメージしやすいもので言えば、LINEなどでビデオ通話をする際に、自身の顔にエフェクトをつけて自分とは全く別のキャラクター(アバター)のとして通話ができる機能をイメージしてもらうとよいでしょう。

これらの背景には、スマホのカメラ技術の向上やリアルタイムでの顔認識・トラッキング技術の進化があります。また、多くのVTuberアプリがスマホ向けにリリースされており、これらのアプリを使用することで、簡単にアバターをカスタマイズしたり、動きを同期させたりすることができます。さらに、スマホの性能向上もあって、高価な機材をそろえずとも高品質な配信が行えるようになってきたというわけです。

もちろん、プロのVTuberとして活動するには、より高精度な機材やソフトウェアの購入が必要となってきますが、趣味としてのスタートや、新たな挑戦としてVTuberデビューを考えている方にとって、スマホ1台でのスタートは大きな魅力となるでしょう。

VTuberを動かす・配信するにあたってよくある質問

Q1: VTuberに必要な機材は何ですか?

A1: 基本的には以下の機材が必要です。

  • 高性能なPC
  • ウェブカメラ(顔の動きをキャッチするためのもの)
  • マイク(高音質のものが好ましい)
  • キャラクターモデルやアバター
  • モーションキャプチャーソフトウェア(例: VTube Studio, FaceRig など)

Q2: VTuberのアバターを自作したいのですが、どのようにすればいいですか?

A2: アバターを自作するには、イラストや3Dモデリングのスキルが必要です。ソフトウェアとしては「Live2D」や「VRoid Studio」などが人気です。アバターの設計からアニメーションまでのスキルを身につけるか、専門家に依頼することも考えられます。

Q3: VTuberを動かすためのソフトウェアはどれがオススメですか?

A3: 「VTube Studio」や「FaceRig」、「PRPR Live」などが人気のソフトウェアです。自分のニーズや利用するアバターの形式(2D or 3D)に合わせて選ぶとよいでしょう。

Q4: どれくらいのスペックのPCが必要ですか?

A4: 高画質なストリーミングや高度なアニメーションを行う場合、高性能なPCが求められます。具体的には、中〜上級のグラフィックカード、多くのRAM、高速なCPUが必要となることが多いです。具体的なスペックは使用するソフトウェアや目的に応じて変わります。

Q5: VTuberとしての配信で気を付けることは?

A5:VTuberとしての配信で気を付けるべき点には、以下のようなものがあります。

  • 配信内容や言動には注意を払い、視聴者とのコミュニケーションを大切にする。
  • 著作権に注意。BGMや画像、映像などのコンテンツを使用する際は権利を確認する。
  • アバターのモーションや声の同期など、技術的な問題がないか定期的にチェックする。

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